言葉の選択:正しい言葉、間違った言葉

言葉というものはどんどん変化しています。数十年前には「完全に間違い」だったものが、だんだんと「○○の誤用」と言われるようになり、それが最終的には「○○と同じ」、あるいは正誤が逆転してしまったのではないかと思われるようなこともあります。

例えば、私が小さい頃は、「早急」は「さっきゅう」、「重複」は「ちょうふく」と読まないと完全な間違いでしたが、今では「そうきゅう」「じゅうふく」でも間違いとはされていません。いや、国会中継を見ていると、「そうきゅう」「じゅうふく」と言う国会議員の方が多いように思います。

 

そこから推測されるように、個人によっても「正しい」「正しくない」の判断が違ってきたりします。ネクタイは普通は「締める」ですが「着ける」でもOKか。「ほぼほぼ」という言葉を使うといやな顔をする上司がいるかもしれません。そういえば「ボリューミー」という言葉が、私が昔いた職場ではよく使われていましたが(「あの店のランチはボリューミー」といった風に使用)、こうした「新語」に対する許容度も人によって違ってきそうです。

 

また、昔からの言葉でも人によって解釈が違ったりします。「喉元すぎれば熱さを忘れる」という言葉がありますが、「時間が経てば忘れてしまう」という意味だけでOKとする人がいる一方で、「同じ失敗を繰り返す」という意味も含めないとダメ、という人もいるようです。

 

言葉の変化には敏感でいたいし、新しい言葉も使ってみたくなりますが、それと同時に、文章を書く都度、読み手にどのような印象を与えるか、あるいは誤解を与えないか、考慮する必要もあります。

■まとめ

言葉は変化していること、人によって許容範囲が違うことも頭に入れておこう。