言葉の選択:鼻息を荒くする

新聞記事などには好んで使われる(使われた?)独特の言葉があります。今でも覚えているのが、「鼻息を荒くする」「にんまり」「自信たっぷり」です。

 

例)新聞記事

開発部のA課長は「来期10%増を目指す」と鼻息が荒い。

例)新聞記事

開発部のA課長は「見込み通り」とにんまり。

例)新聞記事

開発部のA課長は「目標達成は確実」と自信たっぷりだ。

 

個人的にはどれもあまり好きではありません。実際に鼻息が荒かったのでも、にんまり笑ったのでもないでしょう。でもこういう表現は、なにか、新聞記者の古風な習慣のようになっているようです。相手の態度や心理を見透かしているという、上から目線の匂いが強いようにも感じます(というより、昔からよく使ってるから使ってるだけかもしれませんが)。

「イタチごっこ」などという表現も、ちょっとどうかなあ。。。

 

なぜ私はこういう表現が嫌いなのかを考えてみました。で、恐らく、「あまりに使い回しされている」という印象があるからなのではないかと思いました。表現を豊かにするはずの言葉が、逆に表現の個性を無くしてしまっているのです。

 

こうした表現も、ここぞ、という時に使えばいいのかもしれませんが。

■まとめ

無批判に習慣化された表現は、陳腐な印象を与えることもある。