接続詞・接続語:文の途中に出てくる「〜だが、〜」「〜るが、〜」などの「が」

接続詞や接続語という場合、その多くは文の頭に置かれるものを指すことが多いのですが、今回取り上げるのは文の途中に出てくる「が」です。文法的には「接続詞」ではなく「助詞」になるかと思いますが、ここで検討したいと思います。

 

助詞の「が」にもいろいろな種類がありますが、ここで取り上げるのは、以下のような接続語的な役割をするものです。

 

(例文1)

 太郎はラーメンを食べたが、次郎はカレーを食べた。

 

この「が」は、逆接、すなわち「しかし」という意味です。

例文1を言い換えると、

 

 太郎はラーメンを食べた。しかし、次郎はカレーを食べた。

 

一方、この文中の「〜が、」は、逆接の意味が無いところでもよく使われています。

 

 

(例文2)

 先日、早稲田ホールで特別セミナーが開催されたが、100人を

超す入場者で盛況だった。

 

この文の途中の「が、」は、「しかし」という意味ではありません。そのまま、つないでいるだけです。もし言い換えるならば、「〜セミナーが開催された。そして〜」といったところでしょうか。

 

さて、この例文2のような、逆接の意味を持たない「〜が、」なのですが、使ってもよい派と使わない方がいい派の真っ二つに分かれているようです。文法的にはどっちもOKのようなのですが、果たしてどうすべきか。この「〜が、」は無意識に使ってしまいがちです。なぜか使いやすいのです。でも止めるべきと注意している指導書も少なくありません(私はこのブログの中でもかなり使っています。話し言葉的に書くと、この「が」が出てきやすいようですね)。

 

もう個人で判断するしかありません。例文2を自然と感じるならば、使ってもいいでしょう。ただし、世の中には例文2はダメという人も少なくないことを覚えておいた方がいいと思います。確かに、「〜たが、」と来たら、続いて、前半を否定するような内容が来そうな気がしますが、それが来ないでただつながっているだけだと、文から安定感がなくなる印象はあります。こうしたことから、絶対このようには使うなという人もいますので、注意しておきましょう。

 

あるいは、ブログやエッセイなどでは使うけれども、会社や学校で書く文章には使わない、といった風に、自分なりの「使用基準」を決めておくのがいいかもしれません。

 

*「が」が、前半の最後に来るのではなく、いったん文が終わり、次の文の頭に「が、」が来る形もあります。

 

(例文3)

 太郎はラーメンを食べた。が、次郎はカレーを食べた。

 

どちらかといえば小説やエッセイに多い書き方です。

例文3は例文1と同じく、逆接の「しかし」の意味です。この「が、」については、ほとんどの場合が逆接を示すものとして使われているようです。例文2には当てはめられません。

■まとめ

文の途中に出てくる「〜が、」。逆接でない使い方を許すか、自分なりに判断。