電車の中で見かけた広告です。
(例文1)
日本の料理がやさしいのは、
砂糖がやさしかった
のかもしれない。 (お歳暮ギフトセンター)
広告のコピー(文章)は、文法などをわざと無視したものが少なくありません。
(例文1)も、普通の日本語の文章としてはちょっとヘンです。
でもそのように、わざとヘンな文章を使って、インパクトを強めることを狙っています(と思います)。
(例文1)を普通の書き方に戻すならば、
(例文2。例文1を書き直してみた例)
日本の料理がやさしいのは、料理に使っている砂糖がやさしいからなのかもしれない。
といった感じになるでしょうか。でもこうすると広告のインパクトは損なわれるかもしれません。
特に(例文1)にある「砂糖がやさしかった」という部分の「かった」という過去形。
これは文法では説明できませんが、なんとなくコピーに味を与えているような気もします。昔からの日本料理の伝統を暗示しているというか……。
でももしかしたら、書いた人は、文法的に間違いでないと思ってたりして……。
いずれにせよ、「広告コピーは特殊な世界」です。クライアント(広告主)がOKと言えば、文法的に間違っていてもOKになります。
真似をする時はくれぐれも慎重に。
■まとめ 広告コピーは特殊な文章。真似する時は慎重に。 |